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物事について考えている時に、

「視点」と言う言葉を

使うことはありませんか。

 

似た言葉に「観点」と言うことも

ありますが、

この違いも気になるところです。

 

今回はそんな「視点」の意味から

類義語まで考えてみたいと思います。

「視点」の意味は?

日常的によく使う「視点」の意味は、

「物事を考える立場」

「物事を見る方向性」

でしょう。

 

要点を分かりやすく具体的に伝えるために、

「視点」と言う言葉で

「物事を考える立場」を示しながら

説明することがよくあります。

 

例えば、「相手の視点に立つ」

「科学的な視点」などの使い方は、

「物事を考える立場」を明確にしています。

 

「視点」には他に、

「目で見ている場所」

「対象を見る位置」

などの意味もあります。

 

これらの意味で使うとしたら、

物を観察している時、

図形を見ている時などが多いです。

「視点」の類義語は?

では、「視点」の主な類義語を

3つ紹介していきます。

①「観点(かんてん)」

「観点」の意味は、

「物事の考え方」「物事の見方」です。

 

「視点」が「見る」

意味が強いのに対して、

「観点」は「見る、考える」

の両方の意味がある言葉です。

 

例えば、

「相手の視点に立つ」とは言っても、

「相手の観点に立つ」

はおかしいですよね。

 

「相手の観点で考える」とすれば、

違和感のない文になります。

 

また、「科学的な視点」に関しては、

「視点」を「観点」に置き換えてみても

違和感はなく「科学的な観点」

同じ意味で使えます。

 

②「見解(けんかい)」

「見解」の意味も「観点」と同じように、

「物事の考え方」「物事の見方」です。

 

物事の価値を判断する時に、

「見解」と言う言葉を使うこともあります。

 

「見解」の使い方としては、

「見解が異なる」

「見解をはっきりさせる」などがあります。

 

また、「見解」は仏教用語で

「けんげ」と読み、

「考え」「理解」

「仏教に基づいた正しい思考」

などの意味もあります。

 

③「スタンス」

「視点」は英語では、

「スタンス(stance)」

と言う言葉があります。

 

「立場としてのスタンスを貫く」

「基本的なスタンスを変えない」

などと使います。

 

このように「スタンス」には、

「立場」「姿勢」「態度」

などの意味があります。

 

スポーツをしている時の体勢として、

「スタンスが広い」と言うこともあります。

 

他には、

ロッククライミング(岩を登ること)の

足場などもこれらの意味から

「スタンス」と言いますね。

「視点」の類語一覧まとめ!

まとめ
まとめ
今回紹介した類語
「観点」
「見解」
「スタンス」

どうでしたか?

「視点」とニュアンスが

違う部分はありますので、

注意しながら言い換えて下さいね。

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。