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「思い出」という言葉は響きも良くて、

比較的に印象の良い言葉なので、

わざわざ別の言葉に置き換える

という事はあまりありません。

 

その為

類語と呼ばれるほど

明確に置き換えられそうな言葉が、

浮かんでこない人も多いのではないでしょうか?

 

今回はそんな「思い出」の類語

についてまとめました。

「思い出」の意味は?

 
「思い出」の読みは、「おもいで」です。

 

意味は

「過去の出来事や体験を

思い浮かべる事。その内容」

「過去について思い浮かべるための

手がかりとなるもの」

などがあります。

 

体験などにより、

印象に残っている事に使われる事が多く、

主観的で感情的な内容である事が多くあります。

 

例えば

「子供の頃に山で遊んだのは、良い思い出だ。」

などと使います。
 

「思い出」の類語は?

 
「思い出」の類語と言える言葉を

6つ紹介したいと思います。

①「記憶(きおく)」

「記憶」の意味は

「経験した事や覚えた事を、

心に留めて忘れずにいる事。その内容」

などがあります。

 

意識的に覚えた事も、無意識的に覚えた事も、

どちらの内容も含みます。

 

感情などを抜きにした事実として

使われる事が多くあります。

 

例えば、

「入院した時の事は、大変だった記憶しかない。」

などと使います。

 

②「記念(きねん)」

「記念」の意味は

「後々に思い起こすために残しておく事」

「過去の出来事などを思い返し、

新たな気持ちになる事」

などがあります。

 

ある特別な物事について、

忘れる事がないように区切りを表すため

などに使われます。

 

自分とは無関係な事であっても、

それが特別な物事であれば、

使う事ができます。

 

例えば、

「卒業の記念に、みんなで旅行に行った。」

などと使います。

 

③「覚え(おぼえ)」

「覚え」の意味は

「おぼえこむ事」「忘れていない物事」

「思い当たる事」などがあります。

 

幅広い場面で使える言葉で、

心や頭に残っていて

忘れていない場合以外にも、

技術的な事を身体が

覚えているような時も使う事ができます。

 

例えば、

「以前に、ここを訪れた覚えがある。」

などと使います。

 

その他にも、

心に残っているものの事を表す

④「心覚え」

過去を思い出させるものの事を表す

⑤「土産」

⑥「形見」

なども類語になります。

「思い出」の類語一覧まとめ!

まとめ
まとめ
今回紹介した類語
「記憶」
「記念」
「覚え」
「心覚え」
「土産」
「形見」

「思い出」の類語を見てみると、

感情的な内容を持った

「思い出」と置き換えるには、

少し物足りないものに感じられます。

 

直接的に置き換えて使う事は

ないかもしれませんが、

同じ系統の言葉として知っておく事で、

幅広い状況に対応できるようになります。

 

類語を知って、

表現の幅を広げていけると良いですね。
 

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。