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「象徴」という言葉を聞くと、

非常に重要な意味を

持っている感じがしませんか?

 

実際に「〇〇の象徴」と言うと、

大抵は重要なものです。

 

どちらかと言うと、

政治や法律の話題、社会の教科書などで

使われていることが多いでしょう。

 

そんな言葉なので、いざ、

「言い換える言葉は?」

言われてもすぐに思い浮かびません。

 

今回はそんな「象徴」の意味、類語を

紹介していきたいと思います。

「象徴」の意味は?

「象徴」の意味は、

「抽象的なものを具体的なものに

例えて分かりやすく表現する」

こととなります。

ここで言う「抽象的なもの」は

事物や思想、観念、価値

のような形のはっきりしないものです。

 

一方で、「具体的なもの」は

形がはっきりしているものです。

 

例えば「鳩は平和の象徴」のような

言葉を聞いたことはありませんか。

 

平和は思想なので、

形のハッキリしないものから

鳩と言う形があって

ハッキリしているものに

例えられています。

 

「象徴」は他に

「宝石は美しさの象徴」

「枯葉(かれは)は衰えの象徴」

などの使い方があります。

「象徴」の類語は?

では、「象徴」の

主な類語を4つ見ていきましょう。

①「表象(ひょうしょう)」

「表象」の意味は

「象徴」とほとんど同じ意味ですが、

「象徴的に表現すること」です。

 

哲学や心理学においては、

「瞬間的に心に思い浮かぶ

外的対象像や心像」

を意味しています。

 

例えば、

「心的表象」「時代を表彰する建築物」

「自分自身の内面の表象」

などの使い方ができます。

 

②「形容(けいよう)」

「形容」の意味は、

「物事の形や様子を表現すること」

「物事の形や様子を例えて表すこと」

です。

 

「言葉では形容できない素晴らしさ」

「一口には形容できない」

などの使い方があります。

 

他に「物事の形や様子そのもの」

「人の容姿」を意味することもあります。

 

③「比喩(ひゆ)」

「比喩」の意味は、

「ある物事を関係のあるものに

例えて表現すること」です。

 

例えば

「あの人は女神のように優しい」

「氷のように冷たい人」

が「比喩」です。

 

「比喩」そのものを使うとしたら、

「比喩的表現」と言う言葉があります。

 

④「擬人(ぎじん)」

「擬人」の意味は、

「人間でないものを

人間に例えて表現すること」です。

 

また、

「人間でないものに、

法律的で言う人格を与えること」

を意味する場合もあります。

 

例えば小説や詩でよく見られる、

「小鳥が歌う」のような表現は

「擬人」です。

 

小鳥は鳴きはしても、

人間のように歌うことはありません。

 

また、

「擬人」と言う言葉そのものを使うとしたら、

「神を擬人化する」「自然現象を擬人化する」

などの使い方ができます。

 

この表現では「神」「自然現象」など、

人でないものを

人に例えようとすることを意味しています。

「象徴」の類語一覧まとめ!

まとめ
まとめ
今回紹介した類語
「表象」
「形容」
「比喩」
「擬人」

どうでしたか?

親しみやすい相手との会話では、

「象徴」と言うことは少ないです。

 

形式的な所で使う言葉なので、

うまく類語を使用して使い分けましょう。

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。