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「色々」という言葉は日常会話でも、

ビジネスシーンでもよく使いませんか。

 

具体的なものが

はっきりと言えない時に、

「色々とありがとうございました」

などと言うこともあるでしょう。

 

では、今回はそんな使いやすい

「色々」の意味や類語を

紹介したいと思います。

「色々」の意味は?

「色々」の意味は、

「多数の違う物やその状態であること」

「多数の違う物や状態そのもの」

です。

副詞としては

「あれこれ」

古文では

「様々な色」

「かさねの色目の名前」

などの意味で使われていることもあります。

 

現代的な

「多数の違う物や状態あること」

の意味では、

「色々な品物を揃える」

「色々なメニューを用意する」

のような使い方ができます。

 

副詞の「あれこれ」の意味では、

「色々手を尽くしたが駄目だった」

のような使い方ができます。

「色々」の意味は?

では、「色々」の主な5つの

類語を見ていきましょう。

①「様々(さまざま)」

「様々」の意味は、

「それぞれ異なる物事があること」

「それぞれ異なる物事そのもの」です。

 

「色々」とほとんど同じ意味で、

使い方も「色々」とよく似ています。

 

「様々」は例えば

「様々な考えを持った人がいる」

「様々な趣向を凝らす」

のような使い方ができます。

 

②「種々(しゅしゅ)」

「種々」の意味は、

「色々なものが存在すること」

「種類が豊富なこと」です。

 

似たような意味を持つ

「様々」とセットで、

「種々様々」のような

使いことをすることもあります。

 

もちろん副詞として、

「対策を種々試みる」

のような使い方もできます。

 

他には

「彼については種々な噂があった」

「種々な色を使った作品」

のような使い方もできます。

 

③「各種(かくしゅ)」

「各種」の意味は、

「色々な種類」「様々」です。

 

例えば、

「各種の商品を取り揃えている」

「スマホの各種機能」

などの使い方ができます。

 

「各種」と似た意味の言葉

「多様」とセットで、

「各種多様」と使うこともあります。

 

④「多種(たしゅ)」

「多種」の意味は、

「種類が多く存在すること」です。

 

これは、「多種の機能が充実」

「その製品の内容は多種である」

のような使い方もあります。

 

似たような言葉「多様」とセットで、

「多種多様」のような

使い方をすることもあります。

 

「多種多様」を使うとしたら、

「多種多様な色」「多種多様な方法」

のような使い方ができます。

 

⑤「多様(たよう)」

「多様」の意味は、

「種類の異なるものが多く存在すること」

です。

 

例えば、

「多様な場合がある」

「多様な動きが見られる」

「お客様から多様な意見が寄せられた」

のような使い方ができます。

「色々」の類語一覧まとめ!

まとめ
まとめ
今回紹介した類語
「様々」
「種々」
「各種」
「多種」
「多様」

どうでしたか?

曖昧ですが、

「色々」という言葉を聞いている側は

それほど嫌な気がしません。

 

曖昧な言葉の中でも、

無難に使える便利な言葉です。

 

しかし、

目上の人や状況によっては

使い分けた方が良いこともあるので、

今回の類語を覚えておいてくださいね。
 

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。