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プレアデスと聞いても、

神話や星に興味のない人には

全くわからないと思います。
 

神話や星は複雑だし数が多すぎて

わからないという人も

いるのではないでしょうか?
 

しかし、

神話という物語から星を見ていくと、

意外と楽しめてすんなりと頭に入ってきます。
 

今回はそんな

プレアデスの神話と星

についてまとめました。
 

プレアデスって何?その意味は?

プレアデスとはギリシャ神話において、

天を支えている

巨人族のアトラスを父、プレイオネを母

に持つ7人姉妹の事です。
 

月の女神であるアルテミスに仕えており、

それぞれの名前は。
 

  • マイア
  • エレクトラ
  • タイゲタ
  • アルキオネ
  • ケライノ
  • アステロペ
  • メローペ

の7人で、人間と結婚したメローペ以外は、

ゼウスなどの大物の子供を産んでいます。
 

 
彼女たちには星へと繋がる物語があります。
 

ある時、彼女たちは

森でオリオンという狩人と出会います。
 

彼女たちの事を気に入ったオリオンは、

彼女たちを追いかけ回すようになりました。
 

やがてその事を不憫に思ったゼウスが

彼女たちを鳩へ、そして星へと変えました。
 

彼女たちは、プレアデス星団の星へ

変わったと言われています。
 

プレアデス星団とは?

プレアデス星団とは牡牛座にある星団で、

日本では昴(すばる)とも呼ばれています。
 

地球から約450光年という近い距離にあり、

青白く輝いている恒星が集まっています。
 

これらの恒星は生まれてから

5000万年から1億年程度と若く、

活発に活動しており

星の寿命は短いと考えられています。
 

地上からの肉眼では、

非常に狭い範囲に5・6個の星が

固まっているのを見る事ができます。
 

 

プレアデス星団の位置は?

プレアデス星団を見るために、

良い目印となるのがオリオン座です。
 

オリオン座は冬の南の空に見られ、

中央に3つの星が並んでいて、

見つけやすい星座の1つだと言われています。
 

オリオン座を見つけたら、

中央に並ぶ3つの星を直線で結びます。
 

その直線をそのまま右方向に延ばしていき、

赤い星を越えた先にある、

青白く輝いている星の固まりが

プレアデス星団です。
 

目印となったオリオン座は、

前述の神話に出てきた狩人のオリオンと

同一視されています。
 

今でも彼女たちを追いかけ回していると考えると、

面白いと思いませんか?
 

プレアデスについて、

神話から星を見てみましたが、

オリオン座まで関わってきました。
 

神話には、

星を絡めた物語が非常に多くあります。
 

片方だけを見ていてわかりにくい事も、

両方を見ていく事でより楽しく、

より広がりを見せて

覚えていく事ができます。
 

神話と星の世界を、

同時に楽しむ事をお薦めします。
 

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。