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言葉には、似ている意味を持つ

単語がいくつも存在します。
 

似ている意味を持っているために、

状況によっては、同じ意味として

使われる事も多くあります。
 

そのような関係を持つ言葉を「類語」と言います。
 

今回は日常会話でもよく使用する、

「集める」の意味や類語

についてまとめてみました。
 

「集める」の意味は?

「集める」の意味は、

「多くのものを1つの所に寄せ合わせる」

事です。
 

この意味から、

「集める」は、対象物が何であっても、

「多くのものを1つの所に寄せ合わせる」

場合に使う事ができる

言葉であるとわかります。
 

「集める」の類語は?

「集める」の類語の中で、

違いがわかりやすい類語である

「揃える」「纏める」

の2つが代表的な言葉です。
 

どちらの言葉も、

「集める」と同様に、

「人や物を寄せ合わせる時」

に使う事ができる言葉ですが、

意味を調べると違いがわかります。
 

①「揃える(そろえる)」
 

 
「揃える」の意味は、

  • 2つ以上のものの、形状や程度を合わせる
  • 必要な物を集める

などがあります。
 

「揃える」は、

「どのような形や大きさか?」

「何が必要か?」

などの基準が必要となる言葉です。
 

「集める」の意味で使う場合も前提として、

数や種類・場所などの基準

が必要となります。
 

例えば、「顧客のデータを揃える」という場合は、

「顧客」という基準を元に

データを集める事になります。
 

②「纏める(まとめる)」
 

 
「纏める」の意味は、

「ばらばらのものを1つにして整える」

「望ましい状態にする」

などがあります。
 

「纏める」は、

ただ「集める」だけではなく、

集めた後に、

求められた状態に整えておく

必要があります。
 

例えば、

「引越しの荷物を纏める」という場合は、

荷物を集めた後に、

ダンボールに入れておく作業も必要になります。
 

その他にも、7個の類語があり、

  • 落ちているものを集める場合:「拾う」
  • 昆虫や植物を集める場合:「採る」
  • 借金の返済金を集める場合:「取り立てる」

 

  • 「集合」
  • 「呼び集める」
  • 「駆り集める」
  • 「寄せ集める」

「集める」が入った言葉は

意味が似るのも当然で、

類語としていいのか混乱しますが、

立派な類語です。

「集める」の類語まとめ!

まとめ
まとめ
今回紹介した類語
「揃える」
「纏める」
「拾う」
「採る」
「取り立てる」
「集合」
「呼び集める」
「駆り集める」
「寄せ集める」

どうでしたか?

同じ意味として使う場合でも、

決められた条件の下でしか

使えないものがあるなど、

使う時には注意が必要になります。
 

しかし、

言葉の意味を類語と一緒に覚える事で、

頭に入りやすくなり、

語彙力を飛躍的に高める事ができます。

 
類語を意識して、正しく使いこなす事で、

より豊かな表現力を身に付けましょう。
 

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。