平和

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「平和」と言うと、

「日本は戦争や紛争がなく平和」

と言ったイメージでしょうか。

ことのは先生
ことのは先生
「平和」を
英語にすると
「peace」
です。

「ピース」と言う言葉は

そのまま日本語で使われますよね。

 

実は、明治時代が始まりに

西洋文化の影響で「peace」が伝わり、

その訳語に

「和平」が使われるはずでした。

 

ですが戦争状態の前提があった為、

「平和」のほうがしっくりきたので

この言葉が作られました。

 

では、そんな「平和」に

似た言葉から反対の言葉なども

見ていきましょう。

「平和」の意味、類語は?

意味

「平和」の意味は

「地球上のあらゆる場所で、

戦争や争いがなく穏やかな状態」

です。

 

もちろん、

「会社の社員は皆穏やかで仲が良い」

など、小さいグループでも使用できます。

 

そんな「平和」の類語は

・「のどか」
・「友好的」
・「静か」
・「円満」
・「太平」
・「和平」
・「和順」
・「無風」
・「平安」
・「安泰」

など、たくさんありますね。

「平和」の対義語は?

戦争

「平和」の対義語は

「戦争」となります。

 

「戦争」の意味は、主に国家の間で

対話での解決ができなくなった時、

「自国の主張を強制する為、

武力を行使し争うこと」です。

ことのは先生
ことのは先生
「戦争」を
英語にすると
「war(ウォー)」
ですが、語源は
「いくさ」
となります。

「いく」

「矢を射る・射交わす」を表す「いくふ」

「的(まと)」を表す「いくは」

「さ」

「矢」を表す「さ(箭・矢)」

が語源となり、中世以降にそれが

「戦争」となりました。

「平和」の対義語を言い換えると?

言い換え

最後に「戦争」に

近い意味の言葉も見てみましょう。

 

「戦争」の言い換えには

・「師旅(しりょ)」

・「兵甲(へいこう)」

・「攻戦(こうせん)」

などがあります。

 

意味を簡単に見てみましょう。

「師旅」

「軍隊であり、戦争の意味も持つ」

(古代中国の軍制において、

500人が旅、5旅を師

としたことが由来で歴史は古い)

「兵甲」

「戦いに用いる武器、兵器、

甲冑(かっちゅう)、鎧(よろい)

それが転じて兵士、いくさ、

兵革(へいかく)の意味を持つ」

「攻戦」

「戦い、戦争において攻めて戦うこと」

 

どうでしたか?

今回の言葉の組み合わせは

「平和」「戦争」

となり、戦争が無ければ平和

と言うのが国語的な解釈ですね。

 

しかし今の現代、

コロナや煽り運転など

様々な問題が多くある中、

「戦争が無ければ平和なの?」

と色々考えさせられる言葉

ではないでしょうか?

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この記事の監修者

ことのは先生
ことのは先生公立高校国語教師・漢字検定準1級
現役の国語教師です。形式的なWeb辞書ではなく「分かりやすい!面白い!」と思ってもらえる記事を心がけています。時折頂く皆さんからのコメント、ありがとうございます。とても励みになっています。