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漢字検定は一般的に
「漢検」の愛称で知られています。
正式名称は
「日本漢字能力検定」
と言います。
そのまま漢字について、
どれぐらいの知識を有しているかを
判断する技能検定ですね。
今回はそんな
「漢字検定」の難易度に合わせて、
「どれくらい勉強時間が必要?」
「○級の平均合格率は?」
など、全体の概要をまとめました。
「毎日1時間」
程度での期間。
合格率は
「過去の実績」
から多い数値の幅を
示しています。
「漢字検定」ってどんな資格?
漢字検定では漢字を「読む」「書く」
といった一般的な教養だけに限らず、
「漢字そのものの意味を理解しているか?」
も問われます。
さらに、その漢字を
「正しく文章内で扱えるか?」
などまで採点対象となります。
漢字検定は一般教養の代表として
幅広く知られており、中でも
「漢字検定2級以上」
を有している場合は、
就職に大きく優位と言われています。
漢字検定には10級~1級までありますが、
2級と1級には準2級と準1級があり、
合計で12階級に分けられています。
それでは、級別に必要な勉強時間や合格率、
語句数などを見ていきましょう。
「漢字検定8~10級」の勉強時間、合格率まとめ
漢字検定の8~10級は
「小学生1~3年生レベル」
の学力で合格可能な範囲となります。
受講費用は各1,500円です。
対象漢字数
『80字』
平均合格率
『90~95%』
◇9級
対象漢字数
『240字』
平均合格率
『85~95%』
◇8級
対象漢字数
『440字』
平均合格率
『80~90%』
追加出題内容
「部首・部首名」「送り仮名」「対義語」「同じ漢字の読み」
◇共通出題内容
「漢字の読み」「漢字の書き取り」「筆順・画数」
150点中の80%(120点)が
正しく答えられれば合格です。
8級から出題内容が大幅に増えますが、
小学校を卒業している方であれば
「改めて勉強する必要はない」
と言えます。
しかし、小学校低学年の子どもが
合格を目指すためには
「およそ1か月間」
は勉強する必要はあるでしょう。
「漢字検定5~7級」の勉強時間、合格率まとめ
漢字検定の5~7級は
「小学生4~6年生レベル」
の学力で合格可能な範囲となります。
受講費用は各2,000円です。
対象漢字数
『642字』
平均合格率
『80~90%』
追加出題内容
「対義語」「同音異字」「三字熟語」
◇6級
対象漢字数
『835字』
平均合格率
『75~85%』
追加出題内容
「対義語・類義語」「同音・同訓異字」「三字熟語」「熟語の構成」
◇5級
対象漢字数
『1026字』
平均合格率
『70~75%』
追加出題内容
「対義語・類義語」「同音・同訓異字」「誤字の訂正」「四字熟語」「熟語の構成」
◇共通出題内容
「漢字の読み」「漢字の書取」「筆順・画数」「部首・部首名」「送り仮名」
200点中の70%(140点)が
正しく答えられれば合格です。
7~5級までは小学校高学年レベル
ということもあって、
かなりの漢字数になってきました。
小学校高学年の子どもが
合格を目指すためには
「勉強期間は各級に1か月」
はかけましょう。
ただし、大人であれば復習程度で
十分だと思いますので、
「7~5級全て合わせて1か月(30時間)」
の勉強をすれば十分でしょう。
「漢字検定4~準2級」の勉強時間、合格率まとめ
漢字検定の4~準2級は
「中学校在学~高校卒業レベル」
の学力で合格可能な範囲となります。
受講費用は各2,000円です。
対象漢字数
『1339字』
平均合格率
『50~55%』
追加出題内容
「対義語」「同音異字」「四字熟語」
◇3級
対象漢字数
『1623字』
平均合格率
『40~45%』
追加出題内容
「対義語・類義語」「同音・同訓異字」「四字熟語」「熟語の構成」
◇準2級
対象漢字数
『1951字』
平均合格率
『30~40%』
追加出題内容
「対義語・類義語」「同音・同訓異字」「誤字の訂正」「四字熟語」「熟語の構成」
◇共通出題内容
「漢字の読み」「漢字の書取」「筆順・画数」「部首・部首名」「送り仮名」
200点中の70%(140点)が
正しく答えられれば合格です。
4~準2級までは高校卒業レベル
ということもあって、
膨大な漢字数になってきました。
ここまでくると、大人でも
ある程度の勉強が必要になってきます。
合格を目指すためには
「4級の勉強期間は3週間(20時間)」
「3級の勉強期間は1か月(30時間)」
「準2級の勉強期間は1か月半(40時間)」
を目安としましょう。
「漢字検定2~1級」の勉強時間、合格率まとめ
漢字検定の2~1級は
「一般的な学力では合格が難しい」
範囲となり、常用漢字は
マスターレベルと考えて下さい。
受講費用は2級が3,500円、
準1級が4,500円、1級が5,000円です。
対象漢字数
『2136字』
平均合格率
『20~30%』
追加出題内容
「筆順・画数」「部首・部首名」「送り仮名」「対義語」「同音異字」「四字熟語」
◇準1級
対象漢字数
『3000字』
平均合格率
『10~25%』
追加出題内容
「故事・諺」「対義語・類義語」「同音・同訓異字」「四字熟語」
◇1級
対象漢字数
『6000字』
平均合格率
『5~10%』
追加出題内容
「故事・諺」「対義語・類義語」「同音・同訓異字」「四字熟語」
◇共通出題内容
「漢字の読み」「漢字の書取」
200点中の80%(160点)が
正しく答えられれば合格です。
2~1級まではほぼ知らない漢字はない
というレベルが求められます。
特に、1級ともなると「国字」と言う、
日本独自の漢字まで
理解する必要があります。
合格を目指すためには
「2級の勉強期間は2か月(60時間)」
「準1級の勉強期間は6か月(200時間)」
「1級の勉強期間は1年(400時間)」
あたりが目安となるでしょう。
漢字検定と合わせて
取りたい資格「日本語検定」
の記事はこちらになります。
「漢字検定」の勉強期間、平均合格率一覧まとめ
◇10~8級
0時間
◇7~5級
1か月(30時間)
◇4級
3週間(20時間)
◇3級
1か月(30時間)
◇準2級
1か月半(40時間)
◇2級
2か月(60時間)
◇準1級
6か月(200時間)
◇1級
1年(400時間)
10級 『90~95%』
9級 『85~95%』
8級 『80~90%』
7級 『80~90%』
6級 『75~85%』
5級 『70~75%』
4級 『50~55%』
3級 『40~45%』
準2級『30~40%』
2級 『20~30%』
準1級『10~25%』
1級 『5~10%』
以上が漢字検定の難易度別の
説明になります。
合格率や勉強時間からも、
「漢字検定4級以上」
は明らかに変化が見られるので
受講される方は少し多めに勉強する
くらいの感覚で受講して下さいね。
この記事の監修者
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